
資生堂は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)との共同研究により、顔の”つや”が相手に対して魅力的で好印象を与えることを科学的に証明した。
さらに今回、顔に”つや”がある場合には、”つや”が全くない場合と比較して見た目の印象から想起される年齢が3歳程度若齢に見られることもわかった。
顔に適度な”つや”があることでより健やかで魅力的な顔の印象を与えることができる
●顔の”つや”とは?
”つや”:鏡面反射と拡散反射を組み合わせた光沢の乗った肌(健やかな肌の光沢状態を再現した画像)
”テカリ”:鏡面反射が多い肌の特徴を強調した光沢の乗った肌(皮脂が多い肌の光沢状態を再現した画像)
”マット”:光沢を取り除いた肌
●印象評価の方法
”つや”、”テカリ”、”マット”の各光沢条件を再現した同じ女性の顔画像1 に対して、その見た目から受ける計10項目 の印象を、30代から40代後半の計160名の女性に回答してもらい、得られた回答について、顔の光沢ごとに見た目から感じる印象や年齢について解析を行った。
●光沢の性質による印象評価
(1) 評価の結果、”マット”や”テカリ”より”つや”のある方がポジティブな印象に捉えられることが分かった。なお、感性評価に関わる7つの印象項目全てにおいてこの傾向が顕著に認められた。
(2) 見た目から推定される年齢について、”つや”のある条件が3歳程度若齢に見えることが分かった。
本研究成果は、International Journal of Cosmetic Scienceで2020年11月20日に公開されました。