油を多量摂取する揚げ物は確かに危険
「gooダイエット」のランキングを覗いてみて、興味深いランキングを目にしました。
「忘年会・新年会でのダイエットの敵だと思うことランキング」というランキングなのですが、順位は以下のとおり。
1位 から揚げ、フライ、コロッケ
2位 ピザにパスタにおにぎり
3位 日本酒、ワイン、焼酎
と、堂々の1位は揚げ物軍に輝きました。
1位の理由も、
「揚げ物が危険!」というもの。
もはやダイエットにとって、揚げ物はダイエットの大いなる敵の代名詞ともいえます。
が、果たして、本当に揚げ物はダイエットの敵なのでしょうか?
注意一つで油を抑えた揚げ物が作れる
もちろんダイエット中に過度の揚げ物摂取は、高カロリーなので危険です。
油のカロリーは1グラムで9kcalと、とても高いです。
一人暮らしなら油の処理も面倒ということから揚げ物を作らずに済みますが、主婦の方となかなか揚げ物抜きの毎日の献立作りは難しいですよね。
それに、一人暮らしでもやっぱり無性に揚げ物が食べたくなることがあります。
そこで問題となってくるのは、揚げ物に使う油の減らし方。
今日はこの減らし方をご紹介します。
・揚げ物の吸油率を知ること吸油率とは文字通り、油を吸う率のこと。
吸油率が高い=カロリー高い、となってくるわけですね。
さて、では吸油率の高い順に揚げ方を並べてみましょう。
フリッター>てんぷら>フライ>からあげ>素揚げこのとおり、フリッターが一番吸油率が高い揚げ方となるのですが、驚くべきはから揚げの吸油率の低さ。
から揚げは油ものだから…と敬遠してた人、から揚げはそんなに油を吸わないのです!
次のポイントは
揚げ物は揚げてから切る一口カツを例に出しますと、一口カツは小さい肉をころんと揚げただけで、そんなにカロリーが高くないような気がしてしまいますね。
そこが盲点です。
揚げ物は、油に触れる表面積が広いほど吸油率が上がってしまうので、カロリーが高くなってしまいます。
一口大に切ったカツは触れる表面積が1枚のカツよりも大きいので、油を吸ってしまって同じ量を食べると1口カツのほうがカロリーが高い…、となってしまいます。
なので、揚げ物するならできるだけ大きく表面積を取って、揚げたものを切るスタイルだと少し油が控えられます。
・揚げ物は低温で揚げないこれは誰しもわかることだと思いますが、低温の油から上げてしまうと油に具が浸っている時間が長いので、その間にどんどん油を吸ってしまいます。もちろんカロリーも急上昇です。
なので、揚げ物をする際にはある程度高い温度まで油を温めて、一気に瞬時に上げてしまったほうがカロリーも下がります。
また、大量に揚げ物を鍋に入れると油の温度が下がってしまい、具が浸る現象が起きてしまうので、揚げ物は少しずつ行ったほうがよいでしょう。
・揚げる素材にも注意!もちろん揚げ方もそうなのですが、揚げる具によっても吸油率が違います。ジャガイモの吸油率は2%と低いですが、ナスになるとなんと14%にものぼります。これでは素揚げしてもナスががんがん油を吸って、一番吸油率の低い素揚げでナスを素揚げにしたとしても高カロリーになってしまいます。てんぷらなどはもう論外です。
また、大葉や海苔のてんぷらもありますが、衣が油を吸ってしまっていてカロリーが高い、ということも起こります。
なので、具の吸油率も見逃さないようにしてください。
長々と書きましたが、上記のことに気をつければ揚げ物もそんなにダイエットに怖くない食べ物になるわけです。
とくに、からあげはダイエットの天敵ー!なんて思ってましたが、吸油率だけ見ればからあげはさしたることはないということもわかりました。
食べすぎはもちろんNGですが、上手に揚げ物と付き合って、食へのストレスを発散させながらダイエットできるのではないでしょうか?