「日焼け」、「肌の老化」そして「皮ふガン」
まもなく梅雨を迎え、暑い夏がやってくる。夏といえばレジャーに海水浴と外出する機会も増えることだろう。その時老若男女問わず気になるのが紫外線。服装や日焼け止め、時には天候なども考えながら対策を施していることだろうが、どれだけの効果があるのだろう。
ひとことに紫外線といっても、A・B・Cの3種が確認されている。このうち紫外線Aと紫外線Bはオゾン層を通り抜け、地上に降り注ぎ、われわれの体に悪影響を与える。それは単に「
色が黒くなる」だとか「
シミやしわができる」だけではなく、浴び続けることでダメージが蓄積し、やがては「
皮ふがん」を引き起こすことになる。
的確でない場合は効果がないことも
この対策として日焼け止めや服装などに気をつかうわけだが、「ただ何となくこうしてみた」では
意味がない。
例えば服装だが、紫外線は
暗い色ほど吸収されやすい性質がある。よってより濃い色の服を着た方が、反射も少なく効果的であるということになる。また、素材も紫外線を吸収する
ポリエステルがつかわれたものがよい。
続いて目を紫外線から守るサングラスだが、こちらは逆に
薄い色のものをつかうとよい。濃い色は視界を暗くして瞳孔を開かせ、紫外線の通り道を広げてしまうからだ。もちろんUVカットのものを利用しよう。
また、曇りや雨の時は紫外線も少ないと思いがちだが、うす曇り程度では
晴天時の80%近くが、厚い雲でも
30%近い紫外線が地上に降り注いでいるため決して油断できない。
紫外線は長い年月をかけて徐々に皮ふを蝕み、ある時突然シミやしわ、ガンとなって表にあらわれる。その場しのぎで防ぎきれるものではないことを肝に銘じておこう。
紫外線 対策とUVケア徹底ガイド